数学において
定数(ていすう、じょうすう、
常数とも、)とは、
値が固定されて変化しない数のことである。固定されていると言っても、必ずしもその値が具体的に特定されている必要はなく、特定の値をとることが決まっているというのが定数の特徴である。すなわち、「未知の定数」あるいは「任意定数」という概念が存在するのであるが、これは
変数とは異なる概念であることに注意されたい。変数には、ある範囲を任意に動かすことのみが想定されており、値が定められているわけではないのである(実際には、変数を任意定数と見なして議論をすすめることは少なからずあるが、そのことの詳細は
変数の項を参照されたい)。