北西部領土 (アメリカ合衆国)


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北西部領土 (アメリカ合衆国)
アメリカ合衆国北西部領土(ほくせいぶりょうど、)は、合衆国建国当初の政治的区分の一つを指す。1787年7月13日連合会議で可決された北西部条例により、領土の管理と州としての昇格の基準が定められた。1789年8月7日アメリカ合衆国憲法下のアメリカ合衆国議会で幾つかの修正が施された上で条例が再確認された。この領土にはペンシルベニア州の西、オハイオ川の北西のすべての土地が含まれた。現在の行政区画では、オハイオ州インディアナ州イリノイ州ミシガン州およびウィスコンシン州となっており、ミネソタ州の北東部も含まれていた。今日では中西部(Midwestern United States)と呼ばれることもある。領土の広さは26万平方マイル(673,000 km2)を超えていた。

現在のアメリカ合衆国での北西部とは、オレゴン州モンタナ州など太平洋カナダに接する地域一帯を指す。またカナダのノースウエスト準州北極海に近い領域であり、本稿の北西部領土とは接していない。なお、領土の英語TerritoryまたはTerritoriesは、準州と訳されることがあるが、合衆国憲法が適用され独自の政府と議会を持つようになってから「準州」を適用することになる。


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