植民地(しょくみんち、殖民地とも)とは、国外に移住者が移り住み、本国政府の支配下にある領土のこと。古くは
フェニキアや
古代ギリシアにも見られるが多くは植民元との関係は維持しつつ独立した体制となっており、
侵略によって獲得した海外領土の類型は
古代ローマに見られる。近年はヴェネチアなどが行った東地中海における植民地経営をそれ以降の植民地支配と連続した流れと考える向きもあるが、以下では
16世紀に始まるいわゆる「
大航海時代」以降ヨーロッパ各国が
侵略によって獲得した海外領土を主として扱う。近現代においては、本国政府の憲法や諸法令が原則として施行されず、本国と異なる法的地位にあり、本国に従属する領土を植民地という。